メルマガは時代遅れ?「うざい」「オワコン」と言われる理由と今も成果が出る使い方
「メルマガはもう誰も読まない」と思っている担当者ほど、実は見逃しているチャンスがあります。SNSやLINEが当たり前になった今でも、メルマガ経由で商品を購入し、ブランドのファンになっているユーザーも数多くいます。本記事では、メルマガが時代遅れと思われる本当の理由を整理したうえで、今の時代に適した活用法と「読まれるメルマガ」の設計ポイントを解説します。
- メルマガが時代遅れか不安な方
- メルマガを始めたい企業様
- メルマガ設計のポイントを知りたい企業様
メルマガが時代遅れと言われる理由とは
メルマガが時代遅れと言われる理由には、LINEやその他SNSの台頭によるメールのプライベート利用の低下が挙げられます。また、メールの特性やメルマガの設計によって読まれにくくなることも要因の1つです。メルマガが今でも利用されている実態とは異なり、時代遅れだと思われてしまう原因を解説します。
SNSやLINEの普及でメールの個人利用が減った
プライベートの連絡手段はメールからメッセージアプリへと完全に移行しており、LINEの国内月間利用者数は1億人を超えています。10代・20代においてはInstagramやTikTokでの情報収集が主流となり、メールを「開く習慣」そのものが薄れている世代が増加しています。
個人間でメールをやり取りする機会が減った結果、「メール=古いもの」というイメージが若年層を中心に定着しつつあるでしょう。ただし、これはあくまで「個人利用」の話であり、ビジネスの場面や企業からの情報を受け取る方法として、メールが使われなくなったわけではない点に注意が必要です。
メルマガは読まれないと感じる人が増えた背景
メールを「読まない」人の根本原因は、メルマガというメディアの限界ではなく、「自分に関係ない情報が送られてくる」という体験の積み重ねにあるでしょう。1人あたりが1日に受け取るメールの件数は平均数十通とも言われ、受信ボックスの情報過多が「読まない」行動を生んでいます。
また、プッシュ通知があるLINEやSNSと比べ、メールは自分から開かない限り気づきにくい構造になっており、受動的な接触が起きにくいです。そのため仕事用メールと個人用メールの両方でメルマガが届く場合、優先度の低いメルマガは未読のまま放置されるケースが多いでしょう。

メルマガがうざいと思われてしまう配信の共通点
うざいと思われてしまうメルマガ配信の共通点として、読者の購買フェーズや属性を無視した一斉配信が挙げられます。具体的には以下のようなケースが当てはまります。
・検討初期の顧客に突然「今すぐ購入」を促すメールを送る
・購入直後の顧客に同じ商品の販促メールを届ける
・興味のないカテゴリの商品情報を高頻度で送り続ける
配信停止の導線が分かりにくい場合も「うざい」印象に直結し、ブランドイメージの低下につながるでしょう。つまり、「うざい」の正体はメルマガという手法の問題ではなく、配信設計の問題であるといえます。
メルマガを読んでもらうためにはどのような設計にすればよいか悩んでいる方も多いでしょう。株式会社ファン・マーケティングでは、メルマガをはじめとして、企業のマーケティング支援を行っています。「メルマガで成果が出ない」「効果的なメルマガが分からない」といったお悩みをお持ちの方はぜひ一度ご相談ください。
データで見るメルマガの実態
メルマガは、現代でもビジネスの場面で多く活用されています。さらに、MAツールの普及によりメルマガの利便性が向上し、慣れ親しんだ手法でありながら、進化を続けています。今でも主力チャネルである理由や現在のトレンドについて以下でそれぞれ解説します。
総務省調査が示すメールの利用実態
総務省「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査(令和5年度)」(※1)によると、平日のインターネットメディア利用時間は、メールは2番目に長く、SNSよりも利用時間が長いです。特に40代以上においては、SNSよりもメールの利用率・利用時間が上回るという結果が出ており、購買力のある世代ほどメールを活用している実態があります。
さらに、一般社団法人日本ビジネスメール協会の「ビジネスメール実態調査2024」では、98.87%の人が仕事で1日に1回以上メールを確認していることが分かっています。つまり、メルマガが届く「メール」というチャネル自体はオワコンとは言えないでしょう。

BtoBでは今もメルマガが主力チャネルである理由
メルマガは長文での詳細説明や事例紹介、資料添付が可能なため、複雑な商材・サービスの説明に向いていることが理由として挙げられます。複雑な商材・サービスを販売していくなかで、BtoBの購買プロセスは意思決定者が複数おり、検討期間が長いため、SNSのような即時性よりもメルマガによる継続的な情報提供が有効でしょう。
実際にBtoB企業の80%がメルマガを継続して運用しています。また、リードナーチャリング(見込み顧客の育成)の観点では、メルマガはMAツールと組み合わせることで段階的なアプローチが実現できるでしょう。
メルマガ トレンドの変化が示す「進化」の証拠
HTMLメールの普及により、テキスト一色だった従来のメルマガは、画像・ボタン・デザインを組み込んだWebページに近い表現が可能になっています。さらにMAツールの普及により、送った後の開封率・クリック率・購買率の計測が容易になり、PDCAを回せる施策として再評価されています。
また、AIを活用したパーソナライズ配信、ABテストの自動化など、メルマガの進化は止まっておらず、「古い手法」ではなく「成熟した手法」として位置づけるべきであるといえます。
時代遅れではない、メルマガが今も成果を出せる3つの理由
メルマガが現代でも成果を出せる理由は、メールアドレスが高い普及率を誇り、自社の資産として残しながらターゲットを絞って配信できるメールならではの強みがあるためです。メルマガにしかない強みを活かすことで、効果的にCVを獲得できるでしょう。
メールアドレスの高い普及率
メールアドレスはSNSアカウントやLINE登録の際にも必要とされるため、ほぼすべてのインターネット利用者が保有しています。ECサイトや各種サービスへの会員登録にはメールアドレスが必須であることが多く、購買意欲のある顧客との接点としてメールは不可欠なチャネルです。そのため、SNSアカウントは持っていなくても、メールアドレスを持っていない社会人はほとんど存在しないと言えるでしょう。
顧客リストは自社資産として残り続ける
SNSのフォロワーはプラットフォームの資産であり、アルゴリズム変更やアカウント停止によって一夜にして失われるリスクがあります。一方、メールアドレスリストは自社が保有・管理できる資産であり、外部プラットフォームの都合に左右されません。そのため、一度獲得したメールリストは、継続的に育成(ナーチャリング)することで長期的な売上の源泉になり、ブランドのファン育成にも活用できます。
人口減少により新規顧客の獲得が難しくなる現代において、既存顧客との関係を深めてLTV(顧客生涯価値)を高められるメルマガの価値は増しています。
セグメント配信で購買意欲の高い層に直接届けられる
メルマガはセグメント配信によって、読者の属性・購買履歴・興味関心に応じた内容を出し分けることができます。購買意欲の高い顕在層に対して、適切なタイミングで必要な情報を届けることで、コンバージョンに直結しやすくなります。
メルマガは時代遅れではなく、今でも高い成果を出せる手法です。しかし、どうしたら成果が出せるのかお悩みの方も多いでしょう。株式会社ファン・マーケティングでは、メルマガの設計や運用の支援を行っています。確かな実績をもとに、企業に合った設計でご支援しますので、メルマガでお悩みの方はぜひご相談ください。
時代遅れではない!「うざい」と思われないメルマガの配信設計
読者にうざいと思われないためには、読者への配慮が重要です。具体的には、読者はどの購買フェーズに位置しているのか、最適な配信頻度になっているかを考慮しましょう。そのうえで、件名の工夫や画像とテキストを使い分けることで、開きたいと思わせられます。
読者の購買フェーズに合わせてコンテンツを変える
メルマガが「うざい」と思われる根本原因は、読者の状況を無視した一方的な情報発信にあります。メルマガでは以下のように、購買フェーズごとにコンテンツを設計することが基本となります。
フェーズ | 読者の状態 | 適切なコンテンツ例 |
|---|---|---|
認知・興味 | 商品をまだよく知らない | 役立つ情報・事例紹介 |
検討 | 購入を迷っている | 比較情報・口コミ・FAQ |
購入直後 | 買ったばかり | 使い方・アフターケア情報 |
リピート | ファン化の対象 | 限定情報・特典・新商品案内 |
フェーズに合わないメールが届くと読者はストレスを感じ、配信停止や迷惑メール報告につながります。
件名と配信頻度が開封率を左右する
件名はメルマガの「第一印象」であり、開封率を決める重要な要素です。効果的な件名の特徴としては以下が挙げられます。
・13文字前後でスマートフォン表示でも途切れない長さにする
・数字や「限定」「〇〇だけ」などの言葉で具体性と希少感を出す
・読者の悩みや関心に直接触れる表現にする
配信頻度は多すぎると配信停止を招き、少なすぎると忘れられる恐れがあります。週1〜2回が一般的な目安ではありますが、あくまでも一般的な目安のため、自社データをもとに最適な頻度を検証することが重要です。
HTMLメールとテキストメールを使い分けるコツ
HTMLメールは画像・ボタン・デザインを活用でき、ECや商品紹介に向いています。視覚的訴求力が高いため、クリック率の向上が期待できるでしょう。一方テキストメールはシンプルで到達率が高く、BtoBの営業フォローや信頼感が重要な場面に向いています。最近はHTMLメールが標準化しつつありますが、画像のみで構成すると迷惑メール判定のリスクがあるため、テキストと画像のバランスに注意しましょう。

時代遅れと感じさせない企業メルマガ事例
時代遅れと感じさせないためには読者が何を知りたいかについて考え、寄り添う必要があります。しかし、経験が浅かったり、不安だったりする場合はノウハウがある他社に依頼をして支援してもらう方法もあるでしょう。メルマガの設計やその支援について他社と自社の事例を踏まえて解説します。
読者に読まれ続ける企業メルマガの3つの共通点
「面白い」と感じてもらえるメルマガには以下の共通点があります。
・読者視点の情報設計:自社の宣伝より、読者にとって役立つ情報を主軸に構成している
・一貫したトーンとブランド感:毎回の配信に統一感があり、ブランドの世界観が伝わってくる
・適度なパーソナルな語り口:担当者の視点や体験談を交えることで、一方的な広告感をなくしている
つまり、企業メルマガの「面白さ」は、奇抜な表現ではなく「読者が必要としている情報を的確に届ける」ことから生まれるといえます。
【自社事例】株式会社ベネッセコーポレーションさま
株式会社ファン・マーケティングは、株式会社ベネッセコーポレーションさまの新規事業におけるメルマガ運用支援を行いました。株式会社ベネッセコーポレーションさまのマーケティング戦略設計や、各種施策の立案・制作を一貫して支援していることに加え、これまで培ったノウハウを活かし、読者が開きたくなる最適なメルマガ運用を支援しました。
株式会社ファン・マーケティングでは、メルマガをはじめとした企業のマーケティングを一気通貫でサポートしています。「メルマガで効果を出したいけどやり方が分からない」「メルマガ設計を誰かに相談したい」などお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

メルマガとSNSを組み合わせて時代遅れにならない運用をするには
メルマガとSNSを組み合わせることで、さらにCVへつなげやすくなります。LINEやSNSで、読んでもらうための最初の壁を突破しメルマガで詳しい内容を伝えることで、読者へのストレスを少なく内容を伝えられるでしょう。
SNSで認知を広げてメルマガで関係を深める流れ
SNSとメルマガは競合ではなく、役割が異なる補完関係にあります。各チャネルの強みは以下のとおりです。
チャネル | 強み | 主な用途 |
|---|---|---|
SNS | 拡散力・認知拡大 | 新規顧客への認知・フォロワー獲得 |
メルマガ | 深い情報提供・関係構築 | リピート促進・ファン育成 |
LINE | 高開封率・即時性 | 緊急告知・クーポン配布 |
理想的な流れは、SNSとメルマガの両チャネルを活用した、「SNSで認知→メルマガ登録を促す→メルマガで関係を深めてファン化→購買・リピート」という導線設計です。
LINEとメルマガの役割を整理して使い分ける方法
LINEは開封率が60%前後と高く、クーポンや限定情報といった即時性のある訴求に向いています。一方で、メルマガは長文で丁寧な情報提供が可能なため、新商品の詳細説明や事例紹介、ナーチャリングに適しています。両者を組み合わせる具体的な方法として以下が挙げられます。
・商品情報をメルマガで詳しく伝え、LINEで短いリマインドを送る
・メルマガで反応がなかった読者にLINEでサポートする
・LINEで告知して詳細はメルマガで届けるという導線を作る
このように補完し合うことで、より効果的にメルマガを配信できます。

MAツールを活用してパーソナライズした配信を自動化する
マーケティングオートメーション(MA)ツールを活用することで、読者の行動履歴(開封・クリック・購買など)に応じた自動配信が実現できます。具体的には以下のような自動化が可能になります。
・会員登録後に段階的に情報を届けるステップメール
・一定期間購買がない休眠顧客への再活性化メール
・特定ページを閲覧した読者への関連情報の自動配信
これらを自動化することで、顧客にとってより適切なタイミングに適切な情報を提供できるでしょう。
おすすめのメルマガ配信ツール
メルマガ配信を始めたいけど、そもそも配信ツールを利用していない人もいるかもしれません。
メールの一斉配信は専門の技術や知識が必要です。BCC配信を利用すると誤送信や情報漏洩のリスクがあるほか、タイムリーに情報が届かないなどのデメリットもあります。
メルマガ配信を始めるときには必ず専用のツールを使いましょう。
おすすめのツールは「ブラストメール」です。月額4,000円から利用できるサービスで、「まずはメルマガをやってみたい」という会社にはぴったりのサービスです。
また、毎時1,500万通の高速配信が可能なので、大量のメールアドレスを保有しているにもかかわらず、定期的な接触が図れていない方にもおすすめです。
メルマガが時代遅れにならないために今すぐできること
メルマガを時代遅れにさせないためには、設計を見直すことが必要です。まずは配信リストとセグメントを見直すことで、開封率やクリック率の向上が期待できるでしょう。その後、状況を見て改善を繰り返していくことで成果につながっていきます。
配信リストとセグメント設計を見直す
メルマガの成果が出ない企業の多くは「全員に同じ内容を送っている」という状態にある可能性があります。そこで、まず取り組むべきは以下の3点です。
・現在の配信リストを属性・購買履歴・登録経路などで分類する
・各セグメントが「何を求めて登録したのか」を言語化する
・配信内容をセグメントごとに最適化する
セグメント設計が整うだけで、開封率・クリック率・購買率のすべてが改善に向かうケースは多くあります。
PDCAサイクルで開封率とクリック率を継続改善する
メルマガは一度設計したら終わりではなく、データをもとに継続的に改善することが成果を伸ばすカギになります。測定・改善すべき主な指標は以下のとおりです。
・開封率:件名・配信時間・配信頻度を変数として検証する
・クリック率:本文の構成・CTAの位置・デザインを改善する
・配信解除率:内容のミスマッチやテキスト量が多すぎないかを確認する
特に「件名のABテスト」は工数が少なく効果が出やすいため、まず取り組みやすい改善策の一つとして挙げられます。
メールマーケティングに強い支援会社に相談する選択肢
メルマガで成果を出すためには、戦略設計・コンテンツ制作・ツール活用・効果測定を一体で考える必要があります。社内にメールマーケティングの専門知識や人員がいない場合、外部の経験が豊富な会社に相談することも有効な選択肢です。
株式会社ファン・マーケティングでは、不動産・金融・教育をはじめ幅広い業界における支援実績をもとに、企業ごとに合わせた施策を提案しています。パッケージ売りをせず、企業の課題に合わせてセグメント設計からコンテンツ制作・効果測定まで一気通貫で対応いたします。メルマガの運用でお困りの方はぜひご相談ください。
※1出典:総務省「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査(令和5年度)」
https://www.soumu.go.jp/main_content/000953019.pdf
(最終確認:2026年6月15日)